ベランダ防水の膨れ・ひびは要注意!9月に進む劣化の見分け方

こんにちは!
神奈川県横浜市西区を拠点に、屋根塗装・外壁塗装工事、水まわり工事、店舗改装工事まで手がける株式会社住まい安心設計です。

今回は「ベランダ防水の膨れ・ひびは要注意!9月に進む劣化の見分け方」というテーマでお届けします。
夏の強い日差しと夕立をくぐり抜けた9月は、横浜のベランダ防水にとって劣化が一気に表面化しやすい時期。台風や秋雨の前に“悪いサイン”を見抜けるかどうかが、雨漏りを防ぐ分かれ道になります。


9月に劣化が進む理由(横浜エリアの実情)

  • 温度差ショック:猛暑で熱膨張→夕立や夜間で急冷→膨張収縮のくり返しで膜が脆化。
  • 高湿度&秋雨:乾き切らない微細な水分が防水層下に滞留し、後述の“膨れ”を誘発。
  • 塩害(沿岸部):潮風の塩分がFRPや金属笠木を痛め、ひび・剥離を加速。

豆知識:ベランダの不具合は床面よりも立ち上がり・端部から始まることが多いです。


まず知っておくべき“防水の種類”と典型的な症状

  • FRP防水(繊維強化プラスチック)
    ・症状:ヘアクラック(ゲルコートの細いひび)、局所的なパリッと割れ、日焼けの白化
  • ウレタン防水(塗膜)
    ・症状:膨れ(ぷっくり)、ふわつき(踏むと柔らかい)、ピンホール
  • シート防水(塩ビ/ゴム)
    ・症状:端部の浮き継ぎ目の開き立ち上がりの剥離

※どの工法でも、ドレン(排水口)詰まりは全トラブルの引き金。最優先でチェックを。


9月にやる!ベランダ防水のセルフ診断チェックリスト

  1. 朝イチの色ムラ確認
    朝露のあと、床面に濃いシミが残る→吸水サイン。膜の防水性低下の可能性。
  2. 手触り・足触りテスト
    触ると粉っぽい(チョーキング)/踏むとふわふわ→塗膜の劣化・層間剝離の疑い。
  3. 膨れ(ブリスター)の数・大きさ
    5円玉以上の膨れが複数→要診断。潰さないこと(内部に水分・ガス)。
  4. ひび割れの方向と位置
    立ち上がりの水平ひび、サッシ下・笠木周りの放射状ひびは雨水侵入の“入口”。
  5. 端部・入隅(角)・ドレン
    コーキングの肉やせ/剥がれ、ドレンの泥・苔、金物のサビがあれば早期対応。
  6. 打診(軽くコインでトントン)
    コンコン中空音→防水層の浮き。プロ補修のサイン。

スマホで「場所/症状/日付」を撮影しておくと、診断・見積りがスムーズです。


“膨れ”と“ひび”の見極め方と優先度

  • 膨れ(ブリスター)
    • 原因:下地に残った水分・空気、可塑剤・塩分の影響、通気不足
    • 緊急度:中〜高(踏圧や直射で破裂→雨水侵入の危険)
    • NG行為:自分で穴を開けて潰す(再膨れ・漏水・カビの原因)
  • ひび(クラック)
    • FRPの表層ヘアクラック:(早めにトップコート更新)
    • 下地に届く割れ:(Uカット・補強布・増し塗り等が必要)

症状別・おすすめ処置(概算イメージ)

レベル 症状の目安 推奨工法 ポイント
軽度 色ムラ/粉化・ピンホール少量 高圧orバイオ洗浄+トップコート再塗 1日対応可/美観と防汚向上
中度 5円玉大の膨れ点在、小ひび 部分撤去補修+ウレタン増し塗 立ち上がり・入隅の補強布が鍵
重度 大型膨れ多発、踏むとふわつく、漏水跡 通気緩衝工法(脱気筒) or FRP再施工 下地乾燥→通気→全面やり替えで長寿命

※シート防水は端部押さえ金物+溶着/接着のやり直しが要点。
※沿岸部は防塩害仕様(プライマー/トップコート)で耐久性アップ。


よくあるNGとプロが見る“盲点”

  • 膨れを針で刺して水抜き→一時的に見えて悪化確定。
  • ドレン周りの高圧洗浄→逆流で層間浸水の恐れ。
  • 室内側のクロス張り替えだけで解決したつもり→原因は外、再発します。
  • 盲点笠木(手すり天端)の継ぎ目シーリングサッシ下の板金・出隅排水横引き管の勾配不良

9月の“賢い段取り”|点検→対処のミニスケジュール

1週目:セルフ診断&写真記録/ドレン清掃(手作業)
2週目:無料診断依頼(現地調査・報告書)
3週目:軽微補修(トップコート/目地補修)or 本補修のご契約
4〜5週目:台風前施工枠で立ち上がり・入隅優先の補強

ベランダ単独でも、外壁・雨樋点検と同時だと再発要因の洗い出しが早く、費用対効果も◎。


横浜・港南区の事例(9月施工)

  • 状況:FRPベランダに膨れ7箇所+サッシ下ヘアクラック/排水口に泥堆積
  • 処置:バイオ洗浄→膨れ撤去・下地乾燥→補強布+ウレタン2層→防滑トップ
  • 併施:笠木継ぎ目のシーリング打ち替え、雨樋通水
  • 結果:秋雨期の吸水跡ゼロ、翌夏も膨れ再発なし

まとめ 〜9月の“膨れ・ひび”は早期対処が最安ルート〜

  • 9月は温度差+湿気+台風で劣化が進みやすい
  • 膨れは潰さずひびは位置と深さをチェック
  • 立ち上がり・入隅・ドレン・笠木まわりを重点診断
  • 状態に応じてトップコート更新→部分補修→通気緩衝/再施工を選択

当社では、ベランダ防水・外壁・雨樋をまとめたトータル診断を実施中。月額500円のサブスクで足場代が実質無料になり、外壁補修やシーリング打ち替えと同時施工がぐっとお得です。秋雨・台風前に、賢くメンテナンスを進めましょう!


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