こんにちは!
神奈川県横浜市西区を拠点に、屋根塗装工事・外壁塗装工事・水まわり工事・店舗改装工事などを手がける株式会社住まい安心設計です。
今日は「シーリングのひび割れ、放置するとどうなる?」をテーマに、築10年以上の戸建てにお住まいの方向けに分かりやすく解説します。
目次
シーリングって何?—外壁の“すき間”を守る要の存在
サイディング外壁の目地(板と板の継ぎ目)や、窓サッシ・笠木・配管まわりなどの取り合い部分に充填されている弾性材がシーリングです。
主な役割は次の3つ。
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雨水の侵入を防ぐ防水
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温度変化・地震・風圧による動きの吸収
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外壁表面の美観と気密の維持
この“ゴム”がひび割れる・痩せる・剥がれると、家の弱点になりやすいのが要注意ポイントです。

放置するとどうなる?—起こりやすいトラブル5連発
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毛細管現象で雨水が侵入
目地のわずかなすき間から裏側に水が回る→下地が濡れ続けるリスク。 -
サイディングの反り・浮き
吸水と乾燥を繰り返し、板が反ってビスが効かない状態になることがあります。 -
室内のカビ・クロスの浮き
壁内の湿気が上がり、カビ臭やアレルゲンにつながる可能性。 -
金属部材のサビ・腐食
水切り・ビス・笠木など金物の劣化が加速。 -
補修費が“塗り替え+下地補修”へ拡大
早期なら「シーリング打ち替えのみ」で済むケースが、放置で大掛かりな補修になりやすいです。
「まだ大丈夫?」セルフ診断の目安(3分チェック)
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ヘアークラック:表面に細いひび。雨後に色が変わるなら進行サイン。
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痩せ(縮み):目地両端に段差や口開きが見える。
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破断:中心がぱっくり割れて下地が見える。雨漏りルートの可能性大。
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剥離:外壁やサッシから端部が浮く。指で押すと“ふにゃ”っと戻らない。
写真は全景→問題の面→ひびのアップの順で3枚以上撮ると判断しやすくなります。
横浜・神奈川で劣化が進みやすい理由
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海風・塩害(沿岸部):塩分で硬化が早まり弾性低下しやすい
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台風・強風:目地の伸縮ストレスが増える
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夏の紫外線&冬の乾燥:表層がチョーキング→微細割れへ
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坂道・高低差が多い立地:雨だれ筋・水はねが目地に集中しやすい
同じ築年数でも方角・立地で傷み方が変わります。
応急処置と根本対策/やってはいけないNG
◎基本の考え方
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“軽症”=増し打ち(既存の上に新たに充填)
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“中〜重症”=打ち替え(既存撤去→プライマー→充填)
NG例
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テープ貼りや100均コーキングの上塗り:すぐ剥がれて水を抱き込みがち
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強い高圧洗浄の直当て:目地が裂けるおそれ
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プライマーなし施工:密着不良で早期剥離
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三面接着(底に接着):動きが逃げず再ひび割れの原因
打ち替え時期の目安と、一緒にやるとお得な部位
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目安:築7〜12年、または前回施工から10年前後(環境によって早まる場合があります)
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併せて点検したい:笠木・水切り・ベランダ防水・換気フード・配管貫通部・幕板
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足場が必要な高さの作業は同時にまとめると費用効率が上がります
施工のながれ(標準)
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劣化診断・色決め
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既存シーリング撤去/目地清掃
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ボンドブレーカー貼付(必要箇所)
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プライマー塗布
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適正厚みで充填→ヘラでならし
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養生撤去→乾燥(天候により1〜3日程度)
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仕上げ塗装(同時に行う場合)
※雨天・結露日は品質確保のため延期になる場合があります。
よくある質問(Q&A)
Q. 雨の日でも施工できますか?
A. 基本は不可です。乾燥不良や密着不良の原因になります。
Q. どこまでが“増し打ち”で、どこから“打ち替え”?
A. 破断・剥離・大きな口開きがあれば打ち替えが無難です。表層のヘアークラック程度なら増し打ちで様子を見ることもあります。
まとめ:小さなひびが大きな出費に。早めの診断が安心です

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シーリングのひび割れ放置は、雨水侵入→下地劣化→補修拡大の連鎖を招きがち。
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早期発見・適材適所の施工で、仕上がりと費用対効果が大きく変わります。
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足場が必要な高さの目地は、**外壁塗装や付帯部補修と“まとめて”**が賢い選択。
当社では、月額500円のサブスク(足場代無料)をご用意。秋の点検~部分補修を小回り良く進められるのが好評です。横浜・神奈川エリアで「ひび割れかも?」と感じたら、写真を添えてお気軽にご相談ください。

お問い合わせ先
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住所:神奈川県横浜市西区中央1丁目4番12号
営業時間:9:00~17:00(定休日:火・水曜日)
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