窓からの漏水を防ぐ:シーリング打ち替え編

こんにちは!
神奈川県横浜市西区を拠点に、屋根塗装・外壁塗装工事、水まわり工事、店舗改装工事まで手がける株式会社住まい安心設計です。

今回は「窓からの漏水を防ぐ:シーリング打ち替え」というテーマでお届けします。
台風や秋雨が続く横浜では、外壁より先に窓まわり(サッシ周り)のシーリングが限界を迎え、室内側へ“じわっ”と水が回るケースが少なくありません。放置すると内装のクロスが浮いたり、木部が腐って大掛かりな修繕になることも。ここでは漏水の仕組み・セルフ診断・正しい打ち替え手順を、横浜の気候特性に合わせて分かりやすく解説します。


なぜ「窓まわり」から漏れる?――サッシ周りの弱点

  • 伸び縮みの集中点:外壁材とアルミサッシは熱変化で膨張率が違い、目地(シーリング)に応力が集中

  • 紫外線・塩害の直撃:南西面や海風が当たる面は、硬化・ひび割れ・縁切れが早く進みます。

  • 排水経路の阻害:水抜き穴(ウィープホール)の詰まりや、誤施工で塞いでしまうと、室内側へ逆流することがあります。

ワンポイント:窓下端の雨だれ筋や、窓枠木口の黄ばみ(茶色い染み)は、漏水の初期サインになりやすいです。


まずはここを見る!窓まわりの“セルフ診断”7項目

  1. 縁切れ(エッジの影):シーリングの端に細い隙間。

  2. 肉やせ:表面が凹み、段差ができている。

  3. ひび割れ:網目状/目地に沿って線状のクラック。

  4. 剥離・浮き:指で押すと“パカパカ”動く。

  5. 硬化:指で押しても弾力がない(カチカチ)。

  6. 汚れ帯・ベタつき:黒ずみやベタつき(可塑剤ブリードの疑い)。

  7. ウィープホール:穴が塵・コケで詰まり、水が出てこない。

※室内側のチェック:窓台のシミ・カビ臭、クロスの浮き・波打ち、ビス頭の錆色の滲みも要注意です。


「打ち増し」か「打ち替え」か――判断基準

症状 応急の可否 推奨
軽微な汚れ・軽い肉やせのみ 清掃+打ち増しで一時対応可
縁切れ・ひび割れ・硬化 × 打ち替え(既存撤去→新規充填)
剥離・貫通ひび・室内側に染み × 打ち替え+周辺補修(外壁クラック処置含む)

迷ったら打ち替え一択が安全です。既存上に重ねるだけの施工は、早期剥離の原因になりやすいです。


漏水を止める“正しい打ち替え”の流れ(標準)

  1. 既存シーリング撤去:カッターで両端を切り、根まで除去。

  2. 清掃・乾燥:粉・油分・水分を徹底除去。雨・結露時は作業を避けます。

  3. 二面接着の設計:背面にバックアップ材/ボンドブレーカーを入れ、三面接着を防止。

  4. プライマー塗布:メーカー指定を端部まで均一に。ここが密着の生命線

  5. 新規充填:ノンブリード高耐候タイプ(変成シリコーン/ポリウレタン)を適量充填。

  6. ヘラ押さえ:端部まで圧着し、表面を平滑に整える。

  7. 養生撤去・硬化:24~72時間は衝撃・降雨を避けて養生。必要に応じて上塗り塗装

※ウィープホールは絶対に塞がないこと。塞ぐと逃げ道を失った水が室内に回ります。


よくある施工NGとトラブル例

  • プライマー省略 → 短期で端部から剥離。

  • 雨天・結露面に施工 → 白化・気泡・密着不良。

  • 三面接着 → 伸縮時に中心で裂ける。

  • 純シリコーン採用+上から塗装 → はじいてムラだらけ。

  • ウィープホールの封鎖 → 窓台・壁内に漏水が回る。

当社の月額500円サブスクをご利用いただくと、工事時の足場代が実質無料。窓まわりの打ち替えだけでなく、外壁塗装・雨樋清掃・ベランダ防水まで“同時に”進めやすくなります。


まとめ――窓の漏水は“シーリングの科学”で止める

  • 窓まわりは劣化が集中する要所縁切れ・硬化・剥離は打ち替えサインです。

  • 二面接着+プライマー+高耐候材が長持ちの王道。

  • ウィープホールは塞がない。排水・通気を確保するのが鉄則。

  • 足場サブスク(月額500円)で、外壁・雨樋・防水を一気通貫でメンテしてコスト最適化。

「この窓、怪しいかも…」と感じたら、写真診断だけでもお気軽にどうぞ。横浜の気候と塩害を踏まえ、最適な仕様をご提案します。


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