こんにちは!
神奈川県横浜市西区を拠点に、屋根塗装・外壁塗装工事、水まわり工事、店舗改装工事まで手がける株式会社住まい安心設計です。
今回は「築20年をこえ、屋根のクラックを発見。放置するリスクは?」というテーマでお届けします。
「そろそろ屋根が心配だな…」と思い、何となく屋根を見上げてみたら、
・屋根材にスジのようなひびが入っている
・一部だけ色がムラになっている
そんな様子に気づいて不安になった、というご相談が築20年前後のお宅から増えてきています。
ぱっと見は小さなクラック(ひび割れ)でも、放置すると雨漏りや構造部分の劣化につながることもある要注意サインです。今回は、築20年を超えた屋根でクラックを見つけたときに、何が起こり得るのか、どのタイミングでどう動くべきかを分かりやすく解説します。
目次
築20年以上の屋根にクラックが出るのは「普通」です
まず、クラックがあったからといって「もう家がダメだ…」と落ち込む必要はありません。築20年を超えた屋根では、ある程度のひび割れはむしろ自然な経年変化とも言えます。
代表的な理由としては、
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温度変化による伸縮
夏の直射日光で60℃近くまで熱せられ、夜間や冬場に一気に冷やされる → 日々の伸び縮みでひびが発生しやすくなります。 -
紫外線による塗膜・素材の劣化
塗装の防水力が落ち、スレートやモルタルが乾燥・収縮 → 表面にクラックが出やすくなります。 -
凍結や湿気の影響
屋根材に染み込んだ水分が冬場に凍ったり溶けたりを繰り返すことで、内部からひびが広がることも。
大切なのは、「クラックがあるかどうか」よりも、
『どの程度のクラックなのか』『どこまで進行しているのか』 を見極めることです。
クラックを放置すると起こる主なリスク
1. 雨水の浸入による「見えない雨漏り」
クラックから浸み込んだ雨水は、最初は屋根材の内部に溜まり、やがて
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防水シート(ルーフィング)
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野地板(下地の木部)
といった屋根の内側をじわじわと傷めていきます。
この段階では、室内の天井にシミが出ないことも多く、「雨漏りしていないから大丈夫」と勘違いしがちです。しかし、“見えないところで進行している雨漏り”が最も厄介です。
2. 木部の腐食・シロアリリスクの上昇
屋根から入った水分が下地に回ると、木材が長時間湿った状態になり、
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野地板の腐れ
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垂木・小屋組みの劣化
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湿気を好むシロアリの被害リスク増加
といった問題につながる可能性があります。
こうなると、単なる屋根の塗り替えでは済まず、屋根の葺き替えや下地交換まで必要になるケースも出てきます。
3. 台風・強風時の破損リスク
クラックが入ったスレートやモニエル瓦は、
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ひびから割れが進行
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角が欠ける
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1枚ごと飛散する
といった被害にもつながりやすくなります。
横浜は台風や春一番の強風も多い地域ですので、「普段は大丈夫でも、強風一発で一気に悪化」というパターンも珍しくありません。
4. メンテナンス費用が跳ね上がる
同じ築年数でも、
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クラックが出た初期に補修・塗装した場合
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十数年放置してから、雨漏り・下地交換も含めて工事した場合
では、トータルの費用が2倍以上違ってくることもあります。
「まだ大丈夫」が、結果として「もっと早くやっておけば…」という後悔になりやすいポイントです。
放置していいクラック・ダメなクラックの見分け方(考え方)
※屋根は危険な高所作業になるので、実際に登るのはおすすめしません。
ここでは、あくまで概念として押さえていただければOKです。
放置NGのクラックのイメージ
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スレート1枚を 斜めに横断するような割れ
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クラック部分が 欠けて段差がある
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割れた部分が 浮いている/ガタついている
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クラックの部分だけ、雨上がりに色が濃く見える(吸水している)
こういった場合は、早めの点検・補修が必要なサインです。
判断がむずかしいケースも多い
肉眼ではヘアクラックに見えても、
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すでに防水シートまで水が回っているもの
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近くの板金やシーリングも同時に傷んでいるもの
など、プロでないと判断しにくいケースもあります。築20年を超えている場合は、「自己判断で様子見」よりも、一度きちんと屋根点検を受けるほうが安心です。
築20年を超えたら「屋根の健康診断」を一度
築20年前後のタイミングは、
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屋根材(スレート・モニエル瓦・金属屋根)の防水が切れ始める
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板金の釘浮き・サビが出やすくなる
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ベランダや外壁との取り合いも傷みが出る
など、屋根まわり全体を見直す“節目”と言ってよい時期です。
当社では、屋根のクラックだけでなく、
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棟板金の釘浮き・サビ
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防水シートの状態(推測)
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雨樋の詰まり・変形
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外壁との取り合い・シーリング劣化
なども含めてトータルでチェックし、
「今回は部分補修で十分なのか」「塗装で延命できるのか」「葺き替えレベルなのか」まで整理した上でご提案しています。
足場サブスクで、屋根も外壁もいっしょに賢くメンテナンス
屋根のクラック補修や塗装には、多くの場合足場の設置が必要です。
どうしても足場代がネックになりがちですが、当社では
月額500円の定額サブスクで、工事時の足場代が実質無料になるサービスをご用意しています。

これを活用することで、
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屋根のクラック補修・屋根塗装
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外壁塗装・シーリング打ち替え
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雨樋の交換や清掃
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ベランダ防水のトップコート
などを「どうせ足場を組むなら」まとめてトータルメンテナンスでき、
結果的に長期的なコストを抑えつつ、お住まい全体の寿命を延ばすことが可能になります。
まとめ 〜クラックに気づいた今が「最小コスト」で済ませるチャンス〜
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築20年を超えた屋根にクラックが出るのは珍しくありませんが、放置はNGです。
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小さなひびでも、雨水の浸入 → 下地の腐れ → 大規模工事へとつながるリスクがあります。
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「まだ雨漏りしていないから大丈夫」ではなく、“見えない雨漏り”を疑う視点が大切です。
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一度プロの屋根点検を受け、最小限で済む今のうちの対処を検討してみてください。
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足場サブスクを活用すれば、屋根と外壁を一緒にメンテナンスしても、費用をぐっと抑えられます。
「うちの屋根もそろそろかな…?」と感じたら、写真だけのご相談でも大歓迎です。
横浜エリアの気候・塩害を踏まえたうえで、最適なメンテナンスプランをご提案いたします。
お問い合わせ先
株式会社住まい安心設計
住所:神奈川県横浜市西区中央1丁目4番12号
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