ベランダの黒ずみの原因は?

こんにちは!
神奈川県横浜市西区を拠点に、屋根塗装・外壁塗装工事、水まわり工事、店舗改装工事まで手がける株式会社住まい安心設計です。

今回は 「ベランダの黒ずみの原因は?」 をテーマにお話していきます。

「ベランダの床がなんとなく黒い…」「モップがけしてもスッキリしない…」
そんなお悩みはありませんか?
実はこの“黒ずみ”、単なる汚れと思って放置していると、滑り事故や防水層の劣化、雨漏りにつながることもあります。

原因をきちんと知っておくことで、
「どこまでが掃除の範囲で、どこからがプロに相談すべきサインか」が分かりやすくなりますよ。


ベランダの黒ずみは「汚れ+水分+素材」の掛け算で生まれる

ベランダの黒ずみは、ひとつの原因だけで起きているわけではありません。
大きく分けると、次の3つの要素が組み合わさって発生します。

  1. 空気中の汚れ(ホコリ・排気ガス・花粉など)
  2. カビ・藻・苔などの微生物
  3. 防水層や仕上げ材の劣化・凹凸

それぞれ、もう少し詳しく見ていきます。


原因① 空気中の汚れが「黒い膜」になる

排気ガス・ホコリ・花粉

  • 幹線道路沿いや交通量の多いエリアでは、
    排気ガスに含まれるスス・油分がベランダに付着しやすくなります。
  • さらに、花粉・砂ぼこり・黄砂などが積もり、
    雨水や湿気と混ざることで、黒い膜のような汚れへ成長します。

特に、

  • 室外機の周り
  • 物干し台の足元
  • 手すり下の「風の通り道」

などは、空気の流れが集まりやすく、汚れが溜まりやすいスポットです。


原因② カビ・藻・苔などの「生き物汚れ」

湿度と日当たりがポイント

横浜のように湿度が高い地域では、

  • 北向きのベランダ
  • 隣家との距離が近く、風通しが悪いベランダ
  • 屋根付きで雨は当たらないが乾きにくい場所

こういった条件の場所で、カビ・藻・苔が繁殖しやすくなります。

黒ずみの中でも、

  • 触るとぬめっとしている
  • 雨のあと特に濃く見える
  • 一部だけ斑点状・モヤモヤっとした模様

といった場合、カビや藻が関わっている可能性が高いです。

カビ・藻が居つくと何が問題?

  • 滑りやすくなり、転倒事故のリスクが上がる
  • 防水層の表面に根が入り込み、ひび割れのキッカケになることも
  • 室内にもカビ臭が入り込み、健康面への悪影響につながる場合もあります

「見た目だけの問題」と侮れないのが、この“生き物汚れ”です。


原因③ 防水層の劣化・凹凸が汚れをつかまえる

防水のトップコートが消耗してくる

FRP防水やウレタン防水など、
ベランダ床には“防水層+トップコート”という仕上げがされていることが多いです。

年数が経つと、

  • 表面のツヤがなくなり、ザラザラしてくる
  • 細かな傷・ひびが増えて、ミクロな凹凸が増える

その結果、

  • 汚れやカビの引っかかりポイントが増える
  • 一度付いた汚れが落ちにくく、溜まりやすくなる

という悪循環が起こります。

黒ずみが「防水層のSOS」サインになっていることも

  • 掃除してもすぐに黒くなる
  • 雨上がりに水たまりが残りやすい
  • 局所的に膨れ(ふくれ)やヘアクラックがある

こういった場合、
単なる汚れではなく、防水層自体の寿命が近づいている可能性があります。


ベランダの使い方による黒ずみも多いです

ゴム製品・プラスチック製品の「色移り」

  • ゴム製のマット
  • 黒いスリッパ
  • 家具のゴム脚

などが熱や摩擦でこすれると、防水層の上に色素が転写されることがあります。
これも黒ずみの一種で、通常の水洗いではなかなか落ちません。

室外機・植木鉢まわり

  • エアコン室外機のドレン水まわり
  • 植木鉢の下

は、常に湿りやすく・汚れも溜まりやすいため、
カビ汚れ+土・肥料の流出で黒ずみが進行しやすいゾーンです。


自分で掃除してOKな黒ずみ・プロに相談した方が良い黒ずみ

DIY掃除で様子見できるケース

  • 表面を指でこすると落ちる程度の黒ずみ
  • 洗剤+ブラシでこすればスッと色が薄くなる
  • 床の膨れ・ひび割れは見当たらない
  • 雨漏りや階下への染み出しは起きていない

中性洗剤や専用洗浄剤での清掃でかなり改善し、
その後の乾きも良ければ、まだ防水層は生きている可能性が高いです。


プロに一度診てもらったほうがいいサイン

  • 黒ずみ+床のふくれ・ひび割れがセットで出ている
  • 掃除をしても、数ヶ月で同じところが黒くなる
  • 雨のあと、黒ずみ部分だけ乾きが極端に遅い
  • ベランダの下の天井にシミが出てきた
  • 床を押すと、ふわっとして頼りない感じがする

ここまで来ている場合は、
「黒ずみ」=見た目の汚れではなく、「防水層のSOS信号」になっている可能性が高いです。

防水トップコートの塗り替えや、
場合によっては部分補修・やり替えを検討したほうが、結果的に安く済むケースも多くなります。


ベランダ黒ずみ対策は「掃除+防水メンテナンス」がセットで

ベランダの黒ずみを本気で減らそうと思ったら、

  1. 定期的な清掃(汚れ・カビの除去)
  2. 防水トップコートの塗り替え(5〜7年目安)
  3. 不具合が出る前に、立ち上がり・ドレンまわりの点検と補修

この3つをセットで考えるのが理想です。

当社では、ベランダ単体の防水メンテナンスはもちろん、

  • 外壁塗装・屋根工事と同じタイミング
  • 足場を組んだついでに、ベランダもまとめて点検・補修

といったトータルメンテナンスもよくご依頼いただいています。

また、当社では

月額500円で足場代が実質無料になるサブスクサービス

もご用意していますので、

  • 外壁・屋根の塗り替え
  • ベランダ防水のやり直し
  • 雨樋やシーリングの点検

などを、「足場を一度組むタイミングでまとめて」行いやすくなっています。


まとめ 〜黒ずみは「ただの汚れ」で終わらないことも多いサインです

  • ベランダの黒ずみの正体は、
    汚れ+カビ・藻+防水層の劣化+使い方・環境条件の組み合わせです。
  • 掃除で落ちるうちはまだ良いですが、
    「落ちにくい黒ずみ」+「膨れ・ひび・乾きにくさ」が出てきたら、防水の見直しタイミングです。
  • 放置すると、滑り事故・雨漏り・下地腐食・階下への漏水トラブルにつながることもあります。
  • 定期清掃とあわせて、5〜7年を目安に防水トップコートの塗り替え・点検を検討してみてください。

「うちのベランダの黒ずみ、掃除で済むレベルか、防水の問題なのか分からない…」
そんな時は、スマホで撮った写真だけのご相談でも大歓迎です。
状態を拝見しながら、「掃除で様子見」か「一度プロ診断」かの目安をお伝えします。


お問い合わせ先

株式会社住まい安心設計
住所:神奈川県横浜市西区中央1丁目4番12号
営業時間:9:00~17:00(定休日:火・水曜日)
電話番号:045-755-7930
メール:info@sumaianshin.com

お問い合わせフォームはこちら
公式LINEアカウントはこちら

\Instagramで施工事例紹介中!/

関連記事

TOP
LINE Instagram