こんにちは!
神奈川県横浜市西区を拠点に、屋根塗装・外壁塗装工事、水まわり工事、店舗改装工事まで手がける株式会社住まい安心設計です。
今回は
「屋根板金の釘が浮いてきました。放置するとどういった影響があるか」
というテーマでお話しします。
棟板金(むねばんきん)や谷板金(たにばんきん)を固定している“釘の浮き”は、地上からはなかなか見えませんが、実は雨漏り・飛散・下地腐食の入り口になる重要な症状です。
「少し頭が出てるだけだし、そのうち様子見で…」と後回しにすると、あとで工事が大きくなるケースも多いので、今回は放置した場合の具体的な影響を分かりやすく整理していきます。
目次
そもそも屋根板金と釘はどんな役割?
多くの戸建て屋根には、
- 屋根の頂点を覆う「棟板金」
- 谷状になって雨水を集める「谷板金」
といった金属部材が使われています。
これらは、
- 強風で屋根材が飛ばないように押さえる
- 雨水が入り込みやすい“段差”を覆って、防水ラインをつくる
というとても大事な役割を持っており、その板金を支えているのが下地の貫板(木材)+釘(あるいはビス)です。
釘がしっかり効いていれば問題ありませんが、
数ミリ浮いてきた状態を放置すると、一気にトラブルへつながる可能性があります。
どうして釘が浮いてくるのか?
築10〜20年を過ぎてくると、次のような要因が重なって釘が浮きやすくなります。
- 温度変化による伸び縮み
金属板金は夏は高温、冬は低温…を毎年くり返し、微妙な動きで釘穴が広がります。 - 強風・台風で板金がバタつく
横浜は海風・台風の通り道でもあり、板金が振動 → 釘が少しずつ抜けていきます。 - 貫板(木の下地)の劣化
湿気や雨水で木が痩せたり腐ったりすると、釘をガッチリつかめなくなります。 - 塩害
海に近いエリアでは、釘や板金がサビやすく、サビで頭がもげてしまうこともあります。
こうした要因が積み重なって、最初は「ちょっと浮いてるかな?」程度だったものが、
気づくと板金ごとぐらつく状態に進行してしまいます。
釘浮きを放置すると起こるトラブル
① 雨漏りのリスクが一気に高くなる
釘が浮くと、
- 釘穴のまわりに隙間ができる
- 板金そのものが風で浮き上がり、重なり部分に隙間ができる
結果として、そこから雨水が入りやすくなり、
- 防水シート(ルーフィング)へのダメージ
- 野地板(ベニヤ)の腐食
- 天井や壁紙への雨染み
といった形で雨漏りが表面化してきます。
初期の雨漏りは、室内ではまだ見えず、
「気づいたときには中でかなり傷んでいた」というケースも少なくありません。
② 棟板金・谷板金が風で飛ばされる危険性
釘浮きの怖いところは、“ある日突然” 被害が大きく出る可能性があることです。
- 強風や台風時に、釘が浮いた状態の棟板金へ風が入り込む
- テコの原理で板金がめくれ、一枚ごと飛散
こうなってしまうと、
- 自宅の屋根が丸見え状態になり、雨が降るたびにダメージ
- 飛んだ板金が隣家の屋根・外壁・車などにぶつかり、物損事故を起こす恐れも
「前から釘が浮いているのは知っていたけど、ここまでとは…」というお声も、実際の現場ではよくあります。
③ 下地(貫板・屋根材)の補修範囲が広がる
釘が浮いた状態だと、そこから雨水が少しずつ回り込み、
- 釘を打っている木の貫板がふやけて腐る
- 周囲の屋根材の裏側まで水がまわる
といった形で、見えない部分のダメージが広がっていきます。
本来なら、
「釘の打ち直し+一部板金交換」で済んだはずの工事が、
「貫板の交換+板金新設+周囲の屋根材補修」レベルにまで膨らむ
と、工事内容も費用もどんどん大きくなってしまいます。
④ 屋根全体の寿命を縮めてしまう
板金まわりは、屋根の中でも雨水が集中しやすい“弱点”です。
そこが傷んだままだと、
- せっかく屋根塗装をしても、防水シートまで傷んでいて意味が薄れる
- 逆に、「塗装で延命したいのに、下地がダメなので葺き替えが必要」と言われるケースも
釘浮きを早めに対処しておくことは、
屋根全体の寿命を守ることにも直結してきます。
こんなサインがあったら要注意!
屋根の上に登るのは危険なのでおすすめしませんが、
地上からでも、次のような“怪しいサイン”が見えることがあります。
- 強風の日に、屋根の上からカタカタ・バタバタ音がする
- 棟のラインが、よく見ると波打って見える/影が乱れている
- 遠目から見て、釘の頭がキラッと見える(頭が持ち上がっている)
- 2階の天井などに、雨染みっぽい跡が出てきた
- 台風や大雨の後から、天井裏がカビ臭い
一つでも心当たりがあれば、
「様子見」ではなく、一度プロの屋根点検を受けておくのがおすすめです。
自分で釘を打ち直すのは危険&逆効果になることも
「浮いてきた釘をハンマーで叩き込めばいいのでは?」
と思われる方も多いのですが、実はこれが曲者です。
- 高所での作業は転落リスクが非常に高い
- 釘穴がすでに広がっている場合、叩き込んでもすぐまた浮いてくる
- 叩きすぎて板金を変形させ、さらに隙間を増やしてしまう
- コーキングでベタベタにしてしまい、
本来の水の逃げ道を塞いで逆に雨漏りを悪化させる
といったことが起こりがちです。
屋根板金まわりは、「一見簡単そうに見えて、実は技術がいる場所」。
安全面も含めて、ここは無理をせずプロに任せたほうが安心です。
プロが行う主な補修内容
当社が現場でよく行うのは、次のような対応です。
- 浮いた釘の撤去
- 抜けにくいスクリュービス(ねじ込みタイプ)での再固定
- 貫板が傷んでいる場合は、樹脂製など腐りにくい材へ交換
- 継ぎ目・ビス頭まわりへ防水テープ+シーリングでの止水処理
- サビが出ている板金は、防錆下塗り+上塗りで塗装保護
屋根塗装や外壁塗装を同時に行う場合は、
足場を共通で使えるのでトータルコストも下げやすいです。
足場代500円サブスクで「屋根も外壁もまとめて安心」に
屋根板金の補修でも、多くの場合は足場の設置が必要です。
足場代がネックで、
- 「今回は最低限の応急処置だけ」
- 「屋根と外壁を別々のタイミングでやる」
と分けてしまうと、長い目で見ると割高になってしまいます。
そこで当社では、
月額500円で、工事時の足場代が実質無料になるサブスクサービス
をご用意しています。
これを活用していただくと、
- 屋根板金の釘浮き補修・棟板金交換
- 屋根塗装・外壁塗装
- シーリング打ち替え・雨樋の点検清掃
- ベランダ防水のメンテナンス
といった内容を、「足場を一度組むタイミングで、まとめて」行うことができます。
結果として、
- 将来の雨漏りリスクをまとめて下げられる
- 工事件数を減らせるので、トータルコストも抑えやすい
というメリットがあります。

まとめ 〜釘が“少し浮いてるだけ”の今がチャンスです
- 屋根板金の釘浮きは、雨漏り・板金飛散・下地腐食のスタートサインです。
- 見た目は小さな症状でも、放置すると屋根全体の工事規模と費用が一気に膨らむ可能性があります。
- 自分で叩き込む・コーキングを盛るといった応急処置は、安全面・仕上がり面でリスク大です。
- 早めにプロの点検と補修を行えば、「最小限の工事」で屋根寿命をしっかり延ばすことが可能です。
- 足場代500円サブスクを活用すれば、屋根板金の補修と合わせて、外壁・雨樋などもお得にトータルメンテナンスできます。
「うちも釘が浮いていると言われた」「風の強い日に屋根から音がする気がする」
そんなときは、ぜひ一度ご相談ください。現地調査と写真付きの報告で、分かりやすくご説明いたします。
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